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事業概要
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沿革
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この地域は、戦前から用水に恵まれないながらも、農家の生産意欲と時代の要請に応え、順次開墾がすすめられ、特に戦後の食糧確保、復員引揚者対策を目的とした緊急開拓事業により、昭和21年から30年頃まで活発に入植および増反による開墾が促進され、現在では約4,000haの一大農地で畑作が営まれています。また、各開拓地を結ぶ道路として、南麓開拓道路が建設されました。
その後本地域では、昭和54年に赤城西麓広域農道が整備され、昭和60年10月に開通した関越自動車道の赤城インターおよび平成10年4月に新設された昭和インターに接続し、更に、平成13年に赤城南麓広域農道が、平成16年に農用地総合整備事業の農業用道路「利根沼田望郷ライン」が地区内に整備され、道路網の充実が図られたことにより、首都圏に直結する生鮮食料供給基地としての役割が大いに期待されています。
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1972年(昭和47年) 4月 | 土地基盤整備事業の調査申請書提出(赤城西麓広域営農団地
利根、昭和、赤城)
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1974年(昭和49年) 4月 | 県営中規模調査開始(水源計画を主に調査) |
1975年(昭和50年) 4月 | 国営直轄調査開始(ダム案) |
1977年(昭和52年) 4月 | 群馬用水利水高度化計画調査開始 |
1978年(昭和53年) 4月 | 国営直轄調査開始(ポンプ案) |
1979年(昭和54年) 4月 | 全体実施設計(ポンプ案) |
1980年(昭和55年)10月 | 群馬用水土地改良区と分水協定締結 |
1981年(昭和56年)11月 | 国営事業施行申請及び土地改良区設立認可申請 |
1982年(昭和57年) 3月 | 国営事業所開所 |
1982年(昭和57年) 5月 | 国営事業適否決定及び土地改良区設立適否決定 |
1982年(昭和57年) 5月 | 国営事業計画決定及び改良区設立公告 |
1983年(昭和58年)12月 | 土地改良区設立認可(理事31名、監事5名、総代46名) |
1985年(昭和60年)11月 | 変更事業計画確定 |
1996年(平成 8年) 5月 | 第2回変更事業計画確定 |
1997年(平成 9年)11月 |
国営事業完工式 |
1998年(平成10年) 3月 |
国営事業所閉鎖 |
2016年(平成28年) 4月 |
国営施設応急対策事業施行申請 |
2016年(平成28年) 6月 |
利根川水系土地改良調査管理事務所赤城西麓支所開所 |
2023年(令和 5年)10月 |
国営施設応急対策事業完了報告会 |
2024年(令和 6年) 3月 |
利根川水系土地改良調査管理事務所赤城西麓支所閉所 |
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事業概要
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本事業は、赤城山の西麓に位置し、北から沼田市、昭和村、渋川市、前橋市の畑地2,400haに対し、農業用水の安定的な確保・供給を図ることを目的として基幹施設は国営事業で末端施設等は県営事業で整備します。矢木沢ダムを水源とし、根利川に頭首工および赤城川に予備取水工を新設し、これよリ地区内に導水するための導水路、幹支線水路、貯水池および一部高位部に対して揚水機場を国営事業で建設し、これをうけて県営事業で畑地かんがい・区画整理・農地保全等の整備を行います。
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受益面積
市 村 名 |
地 目 |
備 考 |
畑 (ha) |
沼 田 市 利 根 町 |
249 |
樹園地を含む |
利 根 郡 昭 和 村 |
1,237 |
渋 川 市 赤 城 町 |
800 |
渋 川 市 北 橘 町 |
64 |
前 橋 市 富 士 見 町 |
50 |
計 |
2,400 |
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現況
区 分 |
土 地 の 状 況 |
地 形 |
勾配 3°未満25%、3°以上8°未満75%
標高 950m〜350m |
地 質 |
風積(火山性)堆積層 |
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気象
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かんがい期 |
計 |
備 考 |
6月〜9月 |
10月〜5月 |
平均気湿(゜C) |
19.9 |
4.7 |
9.8 |
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降水量 |
平 均(mm) |
677 |
559 |
1,236 |
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基準年(mm) |
443 |
526 |
969 |
基準年 昭和35年 |
降水日数 |
平 均(mm) |
58 |
75 |
133 |
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基準年(mm) |
45 |
74 |
119 |
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観測所名:電力中央研究所/赤城気象観測所 観測期間:昭和30年〜昭和49年
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